名刺をデザインする上での注意点

by Yasuo Ota

相手に好印象を与える名刺に欠かせないのは、創造性はもちろん、デザイン性とそれらのバランスです。これらの要素に着目して名刺作成をすることで、あなたの目的達成を可能にする名刺を作ることが可能になります。

名刺印刷を業者に依頼する前に、名刺作成をする上で注意すべきポイントがいくつか挙げられます。

それらの詳細は下記を参考にしてみてください。

  1. 塗り足し

多くの人が塗りたしの重要性を理解していないのが現実です。印刷における塗りたしとは裁ち落とされる領域のことをいいます。これらの領域は名刺を印刷する際に裁断されるので、そのことを理解しながら製作しましょう。断裁ズレを想定した塗りたしを行い、仕上がり線をより大きく印刷することで、裁断した際に白が出なくなります。ズレがなるべく出ないように、ファイルをPDFフォーマットでエクスポートすることをおすすめします。塗りたしの詳細については、プロの業者に問い合わせ、理解した上で名刺印刷をするようにしましょう。

  1. テキストと画像

テキストと画像またはイメージは、なるべく名刺の中心に配置するようにしましょう。必要以上に画像またはイメージを大きくすると、名刺を印刷する際に裁断されてしますリスクが出てくるので、要素の配置は注意して行うようにしましょう。

  1. レゾリューション/画像解像度

名刺に含む画像に十分な解像度が無い場合、印刷の仕上がりが粗くなってしまいます。名刺に画像やイメージを含むことを希望する場合は、解像度が十分にあることを確認し、画像に精細さがあるかを確認した上で、印刷をするようにしましょう。名刺印刷に適した画像解像度は300dpiぐらいだと言われています。印刷した際に紙の上で綺麗な写真が再現されるように、このポイントを押さえて製作をしましょう。

  1. 配色

デザインに使用される色表現の形式にはRGBとCMYKが存在します。RGBという呼び名はRed(赤)、Green(緑)、Blue(青)の頭文字から取られており、テレビやパソコンのディスプレイといった画面上で使う発色方式です。一方、CMYKは「色料の三原色」といわれるCyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)の3色に黒(K)を足したもので、紙などの印刷物に使う発色方式です。名刺印刷をする際、イメージ通りの色を再現できるよう、CMYKでデータを作成し、綺麗な色を再現できるようにしましょう。詳細についてはここをクリックしてください。

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